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AIが天気の質問に答えるウェザーニュースの『お天気エージェント』をバージョンアップ

生成AIが天気リポートを自然言語で検索・要約する機能をアプリで提供開始

観測機で捉えられない現地の気象現象や、過去の類似台風による被害状況の把握を支援

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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、2年連続予報精度No.1(※1)のお天気アプリ「ウェザーニュース」で提供しているAIエージェント機能『お天気エージェント』をバージョンアップし、全国のユーザーから届くウェザーリポートをAIが自然言語で検索・要約する機能の提供を開始しました。
『お天気エージェント』は、ユーザーの天気に関する質問に対してAIがウェザーニューズの気象・防災・季節情報を参照し、チャット形式でわかりやすく回答する機能です。今回のバージョンアップにより、全国のユーザーから1日平均2〜3万通届くウェザーリポートの中から、知りたい天気や季節の現象について文章で簡単に検索したり、リポートの内容を自動で要約したりすることが可能になりました。
例えば「今日、関東に雹のリポートは届いていますか?」と検索すると、関東エリアから届いたウェザーリポートの中から雹に関するものを検索し、ピックアップして表示します。また「2019年の台風19号の被害リポートを調べてください」など、過去の気象災害の被害状況について検索することも可能です。さらにウェザーリポートの投稿時間や場所、コメントなどを参照してAIが自動で要約するため、概要を素早く把握できます。天気アイコンや雨雲レーダー画像などだけではわからない実際の空の様子や天気の変化を把握したり、過去の類似台風などによる被害状況を振り返ったりするのに役立ちます。
当社では今後も『お天気エージェント』で回答できる気象データの充実やエージェント機能の拡充を進め、ユーザーの皆さんにとって、より便利で使いやすいアプリにアップデートしてまいります。

『お天気エージェント』のご利用はこちらからウェザーリポート
ウェザーニュースPro
https://weathernews.jp/pro/
ウェザーリポートCh.
https://wxrepo.weathernews.jp/report/

 

生成AIがウェザーリポートを検索・要約する新機能

『お天気エージェント』は、ウェザーニュースアプリで利用できるAIエージェント機能で、2025年1月に提供を開始しました(※2)。ユーザーはチャット上で自由に質問をしながら、コミュニケーション形式でウェザーニュースの気象・防災・季節情報を確認することができます。従来のお天気アプリやサイトとは違った新しいアプローチで、家族や友人と普段の会話をするように、チャットで気軽に天気について聞けるのが特長です。

知りたい現象に関するウェザーリポートを自然言語で柔軟に検索

今回のバージョンアップでは、ウェザーニュースのユーザーから1日2〜3万通届くウェザーリポートの中から、知りたい天気や季節の現象について自然言語で検索することができるようになりました。従来ウェザーリポートを検索する際には日付や場所、範囲などをUIで指定しながら目当てのウェザーリポートを見つける必要がありましたが、『お天気エージェント』では「今日の東京都の雨のリポートを調べてください」など文章で簡単にAIと会話をするように柔軟に検索できます。AIを用いることで、大量の写真や動画の中から、知りたい情報に素早くアクセスすることが可能になりました。

ウェザーリポートの内容をAIが自動で要約

さらに、検索したウェザーリポートの投稿時間や場所、コメントなどをAIが要約して表示します。これまでは「いま何が起きているのか」ウェザーリポートのコメントの内容を一つ一つ確認する必要がありましたが、『お天気エージェント』ではAIが自動でまとめてくれるので、いつからいつまでその気象現象が起きたのか、前後の天気の変化や影響など、概要を素早く把握できます。過去のウェザーリポートについても検索することができるため、過去の振り返りにも便利です。

AIによるウェザーリポート検索・要約機能の活用例

例えば「今日、関東に雹のリポートは届いていますか?」と質問すると、関東エリアから届いたウェザーリポートの中から雹に関するものを検索し、ピックアップして表示します。そしてウェザーリポートの投稿時間や場所、コメントなどから、いつからいつまで雹が降ったのか、雹が降る前後の天気の変化、雹による被害などを要約します。天気アイコンや雨雲レーダー画像などだけではわからない、実際の空の様子や天気の変化を知ることができます。
2018年8月以降の過去のウェザーリポートについても検索できるため、過去の気象災害による被害状況の把握にも役立ちます。例えば「2019年の台風19号の長野県の被害リポートを調べてください」と入力すると、台風が上陸した当時の長野県から届いたウェザーリポートを集約して表示します。さらにウェザーリポートの内容を参照し、被害状況や住民からの生の声をまとめます。実際の被害の状況を写真や動画、現地からのコメントでいち早く把握することができるため、過去の類似台風による被害状況を振り返り、これからの防災に役立てることができます。

図1:2024年9月19日の関東の雹被害に関する
ウェザーリポートを検索した例
図2:2019年台風19号による被害に関する
ウェザーリポートを検索した例

 

本機能はウェザーニュースアプリの専門情報拡充プラン「ウェザーニュースPro」(※3)会員機能の一つとしてご利用いただけます。今後も回答できる気象データの充実や、エージェント機能の拡充を進め、ユーザーの皆さんにとってより使いやすいアプリにアップデートしてまいります。

▼『お天気エージェント』の利用はこちら
ウェザーニュースPro:https://weathernews.jp/pro/

 

『お天気エージェント』とは

ウェザーニュースの『お天気エージェント』は、生成AI技術を活用して、ユーザーの天気に関する質問に対して詳細な気象情報を即座に回答するAIエージェント機能です。ウェザーニュースの持つ過去・現在・未来の気象情報や防災情報、季節情報を参照して、ユーザーの質問に最適な情報を即座に回答するとともに、関連するアプリの機能の提案も行います。例えば「明日の東京、コートは必要?」と質問すると、翌日の天気や適切な服装を教えてくれ、「服装予報」や「風邪予防指数」といった関連機能を提案します。また、過去の天気データの検索や気象データのグラフ化など、従来のお天気アプリでは得られない機能も備えています。ウェザーニュースの詳細な気象データと最新の生成AI技術を組み合わせることで、ユーザーに新しい天気予報体験を提供します。

<「お天気エージェント」の主なサービス内容>
1. 天気予報(現在の天気、1時間ごとの天気、週間天気、5分ごとの天気など)の提供
2. 防災情報(台風、地震、津波など)の提供
3. 過去の天気データ(2018年1月以降)の提供
4. 自然現象の情報(日の出・日の入り時刻、月の満ち欠けなど)の提供
5. 気象データからグラフの描画
6. 専門的なサポート(気象の専門用語の解説、季節や天候に応じた生活情報の提供など)
7. おすすめチャンネルの提案

 

ウェザーリポートとは

ウェザーリポートは、お天気アプリ「ウェザーニュース」でユーザーから空の写真の投稿を募る取り組みで、2005年11月から行なっています。これまでに全国の皆さんから寄せられた多くのウェザーリポートにより、正確な天気の実況把握や予測精度の向上を実現してきました。竜巻の目撃情報や道路の冠水報告などは、いち早い注意喚起へと繋がり被害軽減に大きな役割を果たしています。ウェザーリポートにより、予測不可能と言われていたゲリラ雷雨の予報も可能になりました。
ウェザーニューズの天気予報の最大の特徴は、ウェザーリポートとして全国の皆さんから届く空や季節の情報を、予報センターが24時間監視し、予報を作るプロセスに随時反映している点です。天気予報の精度は、予報を計算する上でのデータの多さが決め手となります。いまの空の情報が集まれば集まるほど、正確な実況把握に繋がり、天気予報の精度が向上します。
ウェザーリポートは、空を通じて全国の皆さんが繋がり、これまで一方通行的に伝えるのみであった天気予報に参加し、より正確で価値のある気象情報の提供を実現する、唯一無二のコミュニティです。今後もより多くの方に楽しんで参加していただけるよう、さらなるバージョンアップをしていきます。

※1 「ウェザーニュース」が2年連続で天気予報サービスにおける予報精度No.1を獲得(2024年5月21日発表)
/news/46924/
※2 生成AIによるアシスタント機能『お天気エージェント』をアプリで提供開始(2025年1月30日発表)
/news/50857
※3 『ウェザーニュースPro』提供開始(2024年7月31日発表)
/news/48203/

 

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